災害後の心ケア関連ブログ 心に不安や異変を感じる方ご覧になってみて下さい。
自立支援医療 埼玉県HP 心のお病気で通院されている方、ご覧下さい。
福島原発事故、「のこされた動物たち」の写真家太田康介さんの
写真展、トークイベントと写真パネル展などが各地で開催されます。
詳しくはEspero Lumoさんのブログ コチラからどうぞ
依存という言葉は皆さんご存じだと思います。
薬物依存、アルコール依存などすぐ思いつくと思いますが、依存症
には色々な依存があります。
最近ご相談がありました、あまりにも身近で、依存症と認識しづらい
ギャンブル依存についてお話しします。
依存症とは、ある刺激を求め自分ではその欲求をコントロールでき
ず、刺激なしではいられない状態を言います。依存症の背景には
心の未熟さがあると考えられています。
なかでも、ギャンブル依存は家庭崩壊に至るにもかかわらず、やめ
られないのは、精神的な未熟さだけではありません。
ギャンブルは、毎回勝ったり、当たったりしないので*部分強化とな
り、諦めきれずなかなかやめられないのです。
*人間には、ある行為によって必ず報酬を得られる場合よりも、ある
行為によって時々報酬が得られる場合の方がその行為への執着が
高まるという傾向があります。ギャンブルは、何百回に一回でも勝っ
た経験があると「もうそろそろ勝つだろう」という心理状態になるのが
部分強化です。
『精神障害の診断と統計の手引き 第4版修正用』(DSM-IV-TR)は
以下の10項目を基準として挙げており、5項目以上に該当する場合
ギャンブル依存症と診断されます。
1.いつも頭のなかでギャンブルのことばかり考えている。
2.興奮を求めてギャンブルに使う金額が次第に増えている。
3.ギャンブルをやめようとしてもやめられない。
4.ギャンブルをやめているとイライラして落ちつかない。
5.いやな感情や問題から逃げようとしてギャンブルをする。
6.ギャンブルで負けたあと、負けを取り返そうとしてギャンブルをする。
7.ギャンブルの問題を隠そうとして、家族や治療者やその他の人々に
嘘をつく。
8.ギャンブルの元手を得るために、文書偽造、詐欺、盗み、横領、着服
などの不正行為にをする。
9.ギャンブルのために、人間関係や仕事、学業などがそこなわれている。
10.ギャンブルでつくった借金を他人に肩代わりしてもらっている。
女性、主婦がギャンブル依存になるきっかけは、子育てと家事の悩みを
夫が受け止めてくれないストレスがきっかけで、パチンコなどに依存して
いくという傾向があります。
精神科医によりますと、ギャンブル依存症の女性の多くが、ストレスから
逃避するためにギャンブルにハマっていくといいます。
ギャンブル依存の状態になるまで、女性は男性よりも早くなりやすい傾
向があり、「男性は17~18年、女性は10年以内」と言います。
ギャンブル依存になりますと、職や財産を失うばかりか借金をし配偶者
家族などに多大なダメージを与えます。
時に、借金などによる犯罪や、自殺などのケースも報告されています。
ギャンブル依存は病気ですから、しっかり病気としての対処が必要です
。借金の肩代わりなどは、絶対にしないで、本人に自覚を持たせて治療
する事が必要です。
カウンセリングも1対1より、集団精神療法のほうが効果があると言われ
他には自助グループや回復施設なども治療に使われます。
精神科医にかかる場合は、ギャンブル依存を扱っているかの確認をした
方が良いと思います。
ギャンブル依存症には長期間ギャンブルを絶った後でもギャンブルを
するとたちまち症状が再発するという特徴があります。
ギャンブル依存症の治療においては「依存が治れば適度に楽しめるよう
になる」という内容の治癒・回復は起こりえないと考えられています。
薬物・アルコール中毒などと同じように、ギャンブル依存者がギャンブル
を完全に絶つ事が治療の成功です。
ご本人は、「いつでもやめられる」と思っていますが、治療をしなくては
やめられないのです。
いつも1ポチありがとうございます
。
自立支援医療 埼玉県HP 心のお病気で通院されている方、ご覧下さい。
福島原発事故、「のこされた動物たち」の写真家太田康介さんの
写真展、トークイベントと写真パネル展などが各地で開催されます。
詳しくはEspero Lumoさんのブログ コチラからどうぞ
依存という言葉は皆さんご存じだと思います。
薬物依存、アルコール依存などすぐ思いつくと思いますが、依存症
には色々な依存があります。
最近ご相談がありました、あまりにも身近で、依存症と認識しづらい
ギャンブル依存についてお話しします。
依存症とは、ある刺激を求め自分ではその欲求をコントロールでき
ず、刺激なしではいられない状態を言います。依存症の背景には
心の未熟さがあると考えられています。
なかでも、ギャンブル依存は家庭崩壊に至るにもかかわらず、やめ
られないのは、精神的な未熟さだけではありません。
ギャンブルは、毎回勝ったり、当たったりしないので*部分強化とな
り、諦めきれずなかなかやめられないのです。
*人間には、ある行為によって必ず報酬を得られる場合よりも、ある
行為によって時々報酬が得られる場合の方がその行為への執着が
高まるという傾向があります。ギャンブルは、何百回に一回でも勝っ
た経験があると「もうそろそろ勝つだろう」という心理状態になるのが
部分強化です。
『精神障害の診断と統計の手引き 第4版修正用』(DSM-IV-TR)は
以下の10項目を基準として挙げており、5項目以上に該当する場合
ギャンブル依存症と診断されます。
1.いつも頭のなかでギャンブルのことばかり考えている。
2.興奮を求めてギャンブルに使う金額が次第に増えている。
3.ギャンブルをやめようとしてもやめられない。
4.ギャンブルをやめているとイライラして落ちつかない。
5.いやな感情や問題から逃げようとしてギャンブルをする。
6.ギャンブルで負けたあと、負けを取り返そうとしてギャンブルをする。
7.ギャンブルの問題を隠そうとして、家族や治療者やその他の人々に
嘘をつく。
8.ギャンブルの元手を得るために、文書偽造、詐欺、盗み、横領、着服
などの不正行為にをする。
9.ギャンブルのために、人間関係や仕事、学業などがそこなわれている。
10.ギャンブルでつくった借金を他人に肩代わりしてもらっている。
女性、主婦がギャンブル依存になるきっかけは、子育てと家事の悩みを
夫が受け止めてくれないストレスがきっかけで、パチンコなどに依存して
いくという傾向があります。
精神科医によりますと、ギャンブル依存症の女性の多くが、ストレスから
逃避するためにギャンブルにハマっていくといいます。
ギャンブル依存の状態になるまで、女性は男性よりも早くなりやすい傾
向があり、「男性は17~18年、女性は10年以内」と言います。
ギャンブル依存になりますと、職や財産を失うばかりか借金をし配偶者
家族などに多大なダメージを与えます。
時に、借金などによる犯罪や、自殺などのケースも報告されています。
ギャンブル依存は病気ですから、しっかり病気としての対処が必要です
。借金の肩代わりなどは、絶対にしないで、本人に自覚を持たせて治療
する事が必要です。
カウンセリングも1対1より、集団精神療法のほうが効果があると言われ
他には自助グループや回復施設なども治療に使われます。
精神科医にかかる場合は、ギャンブル依存を扱っているかの確認をした
方が良いと思います。
ギャンブル依存症には長期間ギャンブルを絶った後でもギャンブルを
するとたちまち症状が再発するという特徴があります。
ギャンブル依存症の治療においては「依存が治れば適度に楽しめるよう
になる」という内容の治癒・回復は起こりえないと考えられています。
薬物・アルコール中毒などと同じように、ギャンブル依存者がギャンブル
を完全に絶つ事が治療の成功です。
ご本人は、「いつでもやめられる」と思っていますが、治療をしなくては
やめられないのです。

いつも1ポチありがとうございます

スポンサーサイト
Last Modified : 2016-04-11
災害後の心ケア関連ブログ 心に不安や異変を感じる方ご覧になってみて下さい。 自立支援医療 埼玉県HP 心のお病気で通院されている方、ご覧下さい。 福島原発事故、「のこされた動物たち」の写真家太田康介さんの 写真展、トークイベントと写真パネル展などが各地で開?... …
2012/06/24 09:58 まとめwoネタ速neo