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2011-09-09 (Fri) 10:25

重陽の節句

災害後の心ケア関連ブログ 心に不安や異変を感じる方ご覧になってみて下さい。
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今日は重陽の節句ですね
1月7日が人日の節句(七草粥)、3月3日が桃の節句、5月5日が端午の節句、
7月7日が七夕、そして9月9日が重陽の節句です。

古来中国では、奇数は良いことを表す陽数、偶数は悪いことを示す陰数と考えられ
その奇数が連なる日をお祝いしたのが五節句の始まりです。
その中でも一番大きな陽数「9」が重なる9月9日を、陽が重なると書いて「重陽の節句」
と定め、不老長寿や繁栄を願ってお祝いをしてきました。

中国には罪を得て辺境の深山に流された少年が、菊の霊力によって不老不死を得て700年も
子供の姿をとどて生きたという「菊慈童(きくじどう)」伝説もあります

キク科の植物は数多いですが、日本には「菊」は自生していなかったとされます。
菊は中国より渡来したもので、それも薬としてのようで中国の音そのままにキクとして
日本に定着したそうです。
菊は百花中もっとも寿命の永い花であることから、この長寿にあやかっているようです。

今では五節句の中でも影が薄くなりましたが、五節句を締めくくる行事として昔は最も
盛んだったそうです

菊の着せ綿(きせわた)といって八日の夜に菊に綿をかぶせ、九日に露で湿ったその綿で
体を拭いて長寿を祈っていたとされています。
枕草子や紫式部日記の中でもその風習をうかがうことができます。

重陽の節句  菊

着せ綿です。昔の人たちの行事ってどこか粋で風流ですね



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