災害後の心ケア関連ブログ 心に不安や異変を感じる方ご覧になってみて下さい。
自立支援医療 埼玉県HP 心のお病気で通院されている方、ご覧下さい。
今日は、強迫性障害の治療法についてお話します。
強迫性障害の治療は薬物療法と認知行動療法・行動療法の改善効果が高い事が
化学的に実証されています。(森田療法を取り入れている医療機関もあります。)
【診療科目】
・精神科・精神神経科
・神経科・神経精神科・メンタルヘルス科という場合もあります。
・神経内科は見る分野が違う場合がありますから確認が必要。
・心療内科は精神疾患から起こる様々な身体の変調を見ます強迫性障害を
扱っているか確認した方が良いです。
【薬物療法】
一般の医療機関では、薬物療法のみが多いのが現状です。
強迫性障害は珍しい病気ではありませんが、うつ病や統合失調症などから見れば
患者さんの数は少ないです。
強迫性障害は、1回の投薬やアドバイスで劇的に良くなる物ではありませんが
医療機関では多くの患者さんに時間を割かなくてはいけないので、強迫性障害の
患者さんにだけたくさんの時間が割けませんので、初診以外では薬を処方して
数分の診療で終わる場合が多いです。
【服薬の注意】
強迫性障害のお薬は、うつ病などにも使われる抗うつ剤が一般的です。
セロトニンという脳の神経伝達物質に作用するSSRI(選択的セロトニン再取り込み
阻害剤)が第一選択とされ他にSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)も使われます。
お薬が処方されましたら、毎日服用します。精神薬は2週間ほど飲み続けないと
効果が出ない場合があります。
飲み始めましたら、勝手に増減したりやめないようにして下さい。
身体に異常が出る場合があります。お医者様の指示には忠実に従って下さい。
*お子様の薬物治療は、脳への影響を考えて慎重であるべきと考えます。
薬物治療の他に出来る事を十分話しあって必要最低限と考えたほうが良い
と思います。
【薬の効果と副作用】
強迫行為をしたい衝動が徐々に薄れてきます。即効性がないので初めから期待
し過ぎると気持ちが焦って薬にも不信感を持ってしまいますので、医師・薬剤師に
しっかり話を聞いてじっくり効果を待つぐらいの気持ちが良いでしょう。
最近のお薬は、副作用が少なくなっていますが人によって副作用が強く出る場合も
ありますから、身体に変化があった場合はすぐに医師に相談しましょう。
【認知行動療法】
強迫性障害の治療は行動療法の働きかけをしていきます。これが上手くいきますと
強迫観念になっている、認知・不安・恐怖にもアプローチしていきます。
・今問題となっている事を話し合いどうしたら良いか目標を決める
・治療者は患者さんの状態を聞きとりながら信頼関係を築き協同して行う。
・病気の仕組みや対処の方法を理解しセルフコントロールできるように心理教育を
する。
・行動療法的なところでは暴露療法を行います。強迫観念・行為の不安や苦痛に対
して不安階層表を0%~100%の10段階に分けて書き出します。不安の低い物から
チャレンジしていき克服できるようにしていきます。
以前ブログで認知行動療法についてお話しています。 コチラからどうぞ
【認知行動療法を受けるには】
医療機関の医師が認知行動療法をするという事は少ないです。
病院に心理士やカウンセラーがいて行ってくれる場合もありますが、それ以外は
民間の心理士やカウンセラーのもとで行います。心理士・カウンセラーの相談は
医療機関の併設医療機関外共に健康保険が使えませんのでご注意ください。
強迫性障害は、誰でも多少は気になる事が過剰になって強迫行為になり、本人だけ
ではなく家族も大変苦痛を伴い時間がかかる心の病気ですが、適切な治療で改善
できます。
次回はまとめとしまして、病気との共存をお話したいと思います
。
いつも1ポチありがとうございます
。
自立支援医療 埼玉県HP 心のお病気で通院されている方、ご覧下さい。
今日は、強迫性障害の治療法についてお話します。
強迫性障害の治療は薬物療法と認知行動療法・行動療法の改善効果が高い事が
化学的に実証されています。(森田療法を取り入れている医療機関もあります。)
【診療科目】
・精神科・精神神経科
・神経科・神経精神科・メンタルヘルス科という場合もあります。
・神経内科は見る分野が違う場合がありますから確認が必要。
・心療内科は精神疾患から起こる様々な身体の変調を見ます強迫性障害を
扱っているか確認した方が良いです。
【薬物療法】
一般の医療機関では、薬物療法のみが多いのが現状です。
強迫性障害は珍しい病気ではありませんが、うつ病や統合失調症などから見れば
患者さんの数は少ないです。
強迫性障害は、1回の投薬やアドバイスで劇的に良くなる物ではありませんが
医療機関では多くの患者さんに時間を割かなくてはいけないので、強迫性障害の
患者さんにだけたくさんの時間が割けませんので、初診以外では薬を処方して
数分の診療で終わる場合が多いです。
【服薬の注意】
強迫性障害のお薬は、うつ病などにも使われる抗うつ剤が一般的です。
セロトニンという脳の神経伝達物質に作用するSSRI(選択的セロトニン再取り込み
阻害剤)が第一選択とされ他にSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)も使われます。
お薬が処方されましたら、毎日服用します。精神薬は2週間ほど飲み続けないと
効果が出ない場合があります。
飲み始めましたら、勝手に増減したりやめないようにして下さい。
身体に異常が出る場合があります。お医者様の指示には忠実に従って下さい。
*お子様の薬物治療は、脳への影響を考えて慎重であるべきと考えます。
薬物治療の他に出来る事を十分話しあって必要最低限と考えたほうが良い
と思います。
【薬の効果と副作用】
強迫行為をしたい衝動が徐々に薄れてきます。即効性がないので初めから期待
し過ぎると気持ちが焦って薬にも不信感を持ってしまいますので、医師・薬剤師に
しっかり話を聞いてじっくり効果を待つぐらいの気持ちが良いでしょう。
最近のお薬は、副作用が少なくなっていますが人によって副作用が強く出る場合も
ありますから、身体に変化があった場合はすぐに医師に相談しましょう。
【認知行動療法】
強迫性障害の治療は行動療法の働きかけをしていきます。これが上手くいきますと
強迫観念になっている、認知・不安・恐怖にもアプローチしていきます。
・今問題となっている事を話し合いどうしたら良いか目標を決める
・治療者は患者さんの状態を聞きとりながら信頼関係を築き協同して行う。
・病気の仕組みや対処の方法を理解しセルフコントロールできるように心理教育を
する。
・行動療法的なところでは暴露療法を行います。強迫観念・行為の不安や苦痛に対
して不安階層表を0%~100%の10段階に分けて書き出します。不安の低い物から
チャレンジしていき克服できるようにしていきます。
以前ブログで認知行動療法についてお話しています。 コチラからどうぞ
【認知行動療法を受けるには】
医療機関の医師が認知行動療法をするという事は少ないです。
病院に心理士やカウンセラーがいて行ってくれる場合もありますが、それ以外は
民間の心理士やカウンセラーのもとで行います。心理士・カウンセラーの相談は
医療機関の併設医療機関外共に健康保険が使えませんのでご注意ください。
強迫性障害は、誰でも多少は気になる事が過剰になって強迫行為になり、本人だけ
ではなく家族も大変苦痛を伴い時間がかかる心の病気ですが、適切な治療で改善
できます。
次回はまとめとしまして、病気との共存をお話したいと思います


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Last Modified : -0001-11-30