自立支援医療制度:心身のお病気の医療費の自己負担額を軽減する公費です。
コロナウイルスの治療に当たる医療従事者の皆さま、コロナ対策に当たっていてくださる全ての皆さま、今日も本当にありがとうございます。私たちも感染予防を頑張りましょう。
以前にもお話ししましたが、ルームでもご相談が多いSAD(社交不安障害)についてお話しいたします。
SAD: Social Anxiety Disorder
人前に出ると「恥ずかしい思いをするのではないか」「何か失敗するのではないか」と不安や緊張してしまうことは誰もが経験したことがあると思います。通常であればそれはごく自然なことなのですが、SAD社交不安障害(社会不安障害)は、人からどのように見られているのかを必要以上に気にしてしまう病気です。不安や緊張の度合いが大きく紅潮や発汗、震え、腹痛などの症状が現れる場合があります。
また、このような症状がまた出てしまうのではないかという不安(予期不安)が強くなって、人が集まる場所を避けるようになります。その結果、学業や就業などの社会生活に大きな問題を抱えてしまいます。以前は対人恐怖・視線恐怖・赤面恐怖などと呼ばれることの多かった状態の総称です。
SAD(社交不安障害)は他人からの評価を過度に気にします。誰でも人前で話をする事には照れたり恥ずかしさもあり、多少心臓がドキドキ、手に汗握るなどの状況になったりはしますが、うまく行かなかったとしても強いこだわりは持ちません。
たとえば、不安を感じる状況でも徐々に慣れる事はない。人より羞恥心が強く赤面や震えをなどが強いと自覚している。不安を感じると何か強い神体症状が出る。不安な状況を避けたくなり日常生活に支障があるなどは、恥ずかしがり屋とか小心などという性格とは違ってきます。
SAD(社交不安障害)の代表的な症状
・対人恐怖症
他人の存在を過剰に意識し緊張感や苦痛を感じる症状です。たとえば、人前に出て顔がほてる感じがすると自分の顔に注意が集中します。するとほてりが一層強くなりきまり悪くなり、ますます顔が赤くなり精神交互作用という悪循環になります。
精神交互作用とは心身の現象に注意を向けると、強く感受されてますます注意が向けられその事に『囚われ』ていく事を言います。人前で気おくれしたり、ドキドキする事は元来自然な現象ですが、そういった感情は愉快な事ではないので、人前でこのようになってはならないと『思想の矛盾』がおこります。「~であるべき」「かくあるべし」が症状固着に拍車をかけて人に対してのコミュニケーションの取り方や、付き合い方に苦痛や恐怖を感じます。
・スピーチ恐怖症
SADの方が最も多く不安を訴えるケースです。会議やパーティーなど大勢の人の前でスピーチをする時、強いプレッシャーを感じ顔がほてる、脈が速くなり動悸がする発汗、震え、吐き気、めまい、口が渇くなどの神体症状が伴って頭の中が真っ白になったりする。
他に電話恐怖、会食恐怖、赤面恐怖、視線恐怖、書痙、発汗恐怖、腹鳴恐怖、自己臭恐怖、排尿恐怖、振戦恐怖等があります。以前の参考記事
SAD(社交不安障害)の原因については、現在の所よくわかっていません。脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミンの関与や社会的状況における認知的な脆弱因子、社会的技能の欠損、遺伝要因などの仮説があります。人が様々な刺激に対して不安や恐怖を獲得する過程において、脳内の扁桃体という部分が重要な役割を果たすと考えられています。扁桃体は、危険を察知して回避する防御機能を担ったりします。この扁桃体が過剰反応することによって、扁桃体の神経細胞が興奮して予期不安や恐怖が引き起こされると考えられています。
治療としては、薬物療法や認知行動療法が有効とされています。

カサブランカは良い香りで癒やされます。
いつも1ポチありがとうございます
コロナウイルスの治療に当たる医療従事者の皆さま、コロナ対策に当たっていてくださる全ての皆さま、今日も本当にありがとうございます。私たちも感染予防を頑張りましょう。
以前にもお話ししましたが、ルームでもご相談が多いSAD(社交不安障害)についてお話しいたします。
SAD: Social Anxiety Disorder
人前に出ると「恥ずかしい思いをするのではないか」「何か失敗するのではないか」と不安や緊張してしまうことは誰もが経験したことがあると思います。通常であればそれはごく自然なことなのですが、SAD社交不安障害(社会不安障害)は、人からどのように見られているのかを必要以上に気にしてしまう病気です。不安や緊張の度合いが大きく紅潮や発汗、震え、腹痛などの症状が現れる場合があります。
また、このような症状がまた出てしまうのではないかという不安(予期不安)が強くなって、人が集まる場所を避けるようになります。その結果、学業や就業などの社会生活に大きな問題を抱えてしまいます。以前は対人恐怖・視線恐怖・赤面恐怖などと呼ばれることの多かった状態の総称です。
SAD(社交不安障害)は他人からの評価を過度に気にします。誰でも人前で話をする事には照れたり恥ずかしさもあり、多少心臓がドキドキ、手に汗握るなどの状況になったりはしますが、うまく行かなかったとしても強いこだわりは持ちません。
たとえば、不安を感じる状況でも徐々に慣れる事はない。人より羞恥心が強く赤面や震えをなどが強いと自覚している。不安を感じると何か強い神体症状が出る。不安な状況を避けたくなり日常生活に支障があるなどは、恥ずかしがり屋とか小心などという性格とは違ってきます。
SAD(社交不安障害)の代表的な症状
・対人恐怖症
他人の存在を過剰に意識し緊張感や苦痛を感じる症状です。たとえば、人前に出て顔がほてる感じがすると自分の顔に注意が集中します。するとほてりが一層強くなりきまり悪くなり、ますます顔が赤くなり精神交互作用という悪循環になります。
精神交互作用とは心身の現象に注意を向けると、強く感受されてますます注意が向けられその事に『囚われ』ていく事を言います。人前で気おくれしたり、ドキドキする事は元来自然な現象ですが、そういった感情は愉快な事ではないので、人前でこのようになってはならないと『思想の矛盾』がおこります。「~であるべき」「かくあるべし」が症状固着に拍車をかけて人に対してのコミュニケーションの取り方や、付き合い方に苦痛や恐怖を感じます。
・スピーチ恐怖症
SADの方が最も多く不安を訴えるケースです。会議やパーティーなど大勢の人の前でスピーチをする時、強いプレッシャーを感じ顔がほてる、脈が速くなり動悸がする発汗、震え、吐き気、めまい、口が渇くなどの神体症状が伴って頭の中が真っ白になったりする。
他に電話恐怖、会食恐怖、赤面恐怖、視線恐怖、書痙、発汗恐怖、腹鳴恐怖、自己臭恐怖、排尿恐怖、振戦恐怖等があります。以前の参考記事
SAD(社交不安障害)の原因については、現在の所よくわかっていません。脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミンの関与や社会的状況における認知的な脆弱因子、社会的技能の欠損、遺伝要因などの仮説があります。人が様々な刺激に対して不安や恐怖を獲得する過程において、脳内の扁桃体という部分が重要な役割を果たすと考えられています。扁桃体は、危険を察知して回避する防御機能を担ったりします。この扁桃体が過剰反応することによって、扁桃体の神経細胞が興奮して予期不安や恐怖が引き起こされると考えられています。
治療としては、薬物療法や認知行動療法が有効とされています。

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Last Modified : 2021-01-26