被災後の心と身体 震災後の心のケア 非常時の子育て情報
PTSD子供の心のケア わかりやすい防災ハンドブック -障害を持つ子供のために-
悲しい悲しい震災から40日以上が過ぎました。
被災された方々には本当にお疲れが出て不安なお気持ちだと思います。
当初から言われていますが、今回の未曾有の災害で被災地だけではなく
広範囲にPTSD(心的外傷後ストレス障害)などの心のケアが必要だという事です。
PTSDの専門サイトを上記していますが、私なりに少しでもわかりやすく
また、実体験からご案内していきたいと思います。
最近、ルームにいらっしゃる方にもPTSDの症状が出てきていますが
PTSDと自覚することが、みなさん難しいようです。
悪夢やフラッシュバック、緊張、不安感、といった事はわかりやすいですが
例えば、風邪がなかなか治らない、下痢や胃腸障害、頭痛、食欲不振
喉の詰まり、肩凝りなど様々な症状です。
一見、心とは関係ないような通常の疾病ですが、治りにくいのが特徴です。
自律神経から免疫力に関わっていくことによるものと思われますが
血圧やアトピーなどの持病がある方も悪化する傾向にあります。
皆さんおっしゃるには、「被災地の方はもっと大変だから、直接被害の無い自分が
災害で具合いが悪いと言っては、被災地の方に申し訳ない。」とおっしゃいます。
PTSDなどは、心が強い弱いに関わらず誰でも発症します。
被災地以外でも起きますし、適切なケアが必要ですからいつもと違う症状や
考え、行動がありましたら当事者や家族が該当する場合はケアが必要です。
PTSDは、初めの恐怖や不安感が収まってきてころから徐々に発症してきます。
色々な身体症状に加えて、心が不安定になりやる気が起こらない、ほっといてほしい
何をやっても無駄だ、考えの停止、怒りや嘆きなど多種多様な症状を表します。
そのような状況が1ヶ月以上、年単位で続く場合もあります(数年たってからの発病もあります)。
特に、会話として自分の感情を表現しにくいお子様たちは注意が必要です。
子供は、大人の前では必要以上に元気に明るくするという事です。
そして、災害後地震や津波のフラッシュバックはもちろんですが
身近な家族や友人の死、転居、転校、経済的な変化によりPTSDの発症が
2~3年後に増えるというケースもあります。
PTSDを起こさない人は、自然に心の回復がされる人です。
人間は、自然治癒力のように心も辛いことや悲しい事を乗り越える力があります。
ですから、PTSDを発症した場合でも適切な対処、治療により回復へと向かっていきます。
PTSDはなぜ起こるかという事を噛み砕きますと、強い衝撃を受けますと心は
ショック状態に陥り心の一部の働きを麻痺させて、衝撃をやり過ごそうとします。
心は、記憶・感情・知覚など様々な感情を統合しているので一部が麻痺したままですと
異常信号を出してきます。
身体に病気がある時に様々な症状で知らせる様に心理的、身体的症状を表すのが
PTSDということになります。
この悲しい災害で死者・行方不明の方がたくさんいる中で救急援助者の方々は
同時に被災者である場合があります。
救急援助に携わる人々のケアがされているかが心配されるところです。
PTSDを理解し、対処できればPTSDの症状を軽減し、治療期間を短縮できます。
次回から、PTSDを乗り越えやすくするためのセルフコントロール法や子供への対処方法
などをお話ししていきたいと思います。
黄色いガーベラの花言葉は『究極の美』が代表的ですが
『究極の愛』『希望』という言葉もあります・・・。
災害後の心のケア(2) 対策
災害後の心のケア(3) 子供の心
災害後の心のケア(4) 対応法
災害後の心のケア(5) まとめ
東日本大災害 支援活動 「みちくさ桜プロジェクト」へはこちらからどうぞ。
ありがとうございます。
PTSD子供の心のケア わかりやすい防災ハンドブック -障害を持つ子供のために-
悲しい悲しい震災から40日以上が過ぎました。
被災された方々には本当にお疲れが出て不安なお気持ちだと思います。
当初から言われていますが、今回の未曾有の災害で被災地だけではなく
広範囲にPTSD(心的外傷後ストレス障害)などの心のケアが必要だという事です。
PTSDの専門サイトを上記していますが、私なりに少しでもわかりやすく
また、実体験からご案内していきたいと思います。
最近、ルームにいらっしゃる方にもPTSDの症状が出てきていますが
PTSDと自覚することが、みなさん難しいようです。
悪夢やフラッシュバック、緊張、不安感、といった事はわかりやすいですが
例えば、風邪がなかなか治らない、下痢や胃腸障害、頭痛、食欲不振
喉の詰まり、肩凝りなど様々な症状です。
一見、心とは関係ないような通常の疾病ですが、治りにくいのが特徴です。
自律神経から免疫力に関わっていくことによるものと思われますが
血圧やアトピーなどの持病がある方も悪化する傾向にあります。
皆さんおっしゃるには、「被災地の方はもっと大変だから、直接被害の無い自分が
災害で具合いが悪いと言っては、被災地の方に申し訳ない。」とおっしゃいます。
PTSDなどは、心が強い弱いに関わらず誰でも発症します。
被災地以外でも起きますし、適切なケアが必要ですからいつもと違う症状や
考え、行動がありましたら当事者や家族が該当する場合はケアが必要です。
PTSDは、初めの恐怖や不安感が収まってきてころから徐々に発症してきます。
色々な身体症状に加えて、心が不安定になりやる気が起こらない、ほっといてほしい
何をやっても無駄だ、考えの停止、怒りや嘆きなど多種多様な症状を表します。
そのような状況が1ヶ月以上、年単位で続く場合もあります(数年たってからの発病もあります)。
特に、会話として自分の感情を表現しにくいお子様たちは注意が必要です。
子供は、大人の前では必要以上に元気に明るくするという事です。
そして、災害後地震や津波のフラッシュバックはもちろんですが
身近な家族や友人の死、転居、転校、経済的な変化によりPTSDの発症が
2~3年後に増えるというケースもあります。
PTSDを起こさない人は、自然に心の回復がされる人です。
人間は、自然治癒力のように心も辛いことや悲しい事を乗り越える力があります。
ですから、PTSDを発症した場合でも適切な対処、治療により回復へと向かっていきます。
PTSDはなぜ起こるかという事を噛み砕きますと、強い衝撃を受けますと心は
ショック状態に陥り心の一部の働きを麻痺させて、衝撃をやり過ごそうとします。
心は、記憶・感情・知覚など様々な感情を統合しているので一部が麻痺したままですと
異常信号を出してきます。
身体に病気がある時に様々な症状で知らせる様に心理的、身体的症状を表すのが
PTSDということになります。
この悲しい災害で死者・行方不明の方がたくさんいる中で救急援助者の方々は
同時に被災者である場合があります。
救急援助に携わる人々のケアがされているかが心配されるところです。
PTSDを理解し、対処できればPTSDの症状を軽減し、治療期間を短縮できます。
次回から、PTSDを乗り越えやすくするためのセルフコントロール法や子供への対処方法
などをお話ししていきたいと思います。

黄色いガーベラの花言葉は『究極の美』が代表的ですが
『究極の愛』『希望』という言葉もあります・・・。
災害後の心のケア(2) 対策
災害後の心のケア(3) 子供の心
災害後の心のケア(4) 対応法
災害後の心のケア(5) まとめ
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Last Modified : -0001-11-30