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2012-09-19 (Wed) 10:25

疾病利得

災害後の心ケア関連ブログ 心に不安や異変を感じる方ご覧になってみて下さい。
自立支援医療 埼玉県HP 心のお病気で通院されている方、ご覧下さい。

台風の置き土産なのか、急に雨が降ったり突風が吹いたりと
不安定なお天気ですね。

先日お話しましたうつ病、特に新型うつにありがちな、『疾病利得』に
ついてお話します。

病気や怪我というものは、苦痛や痛みが伴って嫌なものですね。
誰も病気になりたくてなっているわけではないし、怪我だって
すれば大変不自由です。
しかし、病気やけがをすることで、本人が何らかの恩恵を受ける
事が出来ますと話は変わってきます。
簡単に言うと、それが『疾病利得』となるわけです。
疾病利得は、本人が気付いている場合と、全く気付かない場合が
あります。ほとんどの場合、本人が気付かない事の方が多いかも
しれません。

簡単なところでは、学校に行きたくない子どもがたまたま腹痛に
なって、母親に優しく介抱してもらえて、同時に学校に行かなくて
済むことを覚えると、それが疾病利得となってその後もたびたび
朝学校へ行く前になると、腹痛を訴えるといったことが起きます。
時には、学校に行く前だけ発熱する子もいます。

母親との関係に、不安を持っている様な子にありがちなのが夜尿症
オネショです。オネショをすれば怒られたり、恥ずかしかったりして
嫌な思いもするのですが、母親にかまわれる事が潜在意識のなか
ではメリットとなってしまっている事があります。
母親に注目してもらいたいという気持ちが、達成されるわけです。

不登校にもそのような意識が働きます。
親も子も必死で不登校を何とかしようとして、ストレスも多大なもの
なのですが、反面、親が自分を心配しいつもより気にかけてくれる
その関係が心地良くて、改善が遅れます。

新型うつにもこのような事が見受けられます。
うつ病という病気は、なった人しか分からない苦しみでもありますが
現代社会、5人に1人はうつ病といわれるストレス社会です。
自分を辛い状態に追い込む毎日から、逃れられるというメリットが
疾病利得となって、症状の改善を遅らせます。
うつ病と診断されますと、とにかく休む事を進められますから、休職
する方も多いと思います。
嫌な事から逃れると、がぜん元気になって病気のようには見えません
がしばらく休んで、会社に行く準備が始まると症状が悪化すると言った
具合です。
潜在意識にあるものですから、本人に自覚があるというような事は
少ないです。

こうお話しますと、病気の人がみな疾病利得で仮病じゃないかと
思われるかもしれませんが、そうではないのです。
潜在的な意識の中に、歪みや問題があるわけで、本人が意図して
いるわけではないのです。

治療を長年続けているのに、治らないと感じていらっしゃる方は
病気にメリットなどないと思われると思いますが、自分の発症して
いるものに、メリットはないか書き出してみると自分の本音のような
気持ちが分かって、納得できた時に症状は良くなるかもしれません。

こういった事って、人から言われると反発心が起きますが、自分自身で
気づくということは、とても良い事で病気が改善するきっかけにもなります。

周りから都合良く病気になっていると言われ、自身はとても苦しんで
治療されていらっしゃる方は、一度『疾病利得』を考えてみて下さい。
難しいようでしたら、是非、認知行動療法などのカウンセリングを受け
てみて下さい。




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